webデザイントレンドの取り入れ方

webデザイントレンドの取り入れ方

デザイナーの安田です。
ルート・シーでは年に一度、当オウンドメディアで最も人気の記事「webデザイン最新トレンド」を執筆するにあたって、デザイナー全員で議論を重ね「webデザイントレンド」をまとめているのですが、今回はwebデザイントレンドの取り入れ方についてご紹介しようと思います。

1.表面的なデザインがもたらす影響

まず、お客さまからwebサイトリニューアルのご相談をいただく際、

  • 文字や写真が小さい
  • ボタンが押しにくい
  • 画像文字やシャドウ処理などデザインが古臭く感じる
  • 情報が詰め込まれていて分かりにくい
  • スマートフォンに対応していない

といった表面的なデザインに関するネガティブな印象や理由をよくお聞きします。
実際にwebサイトに訪れたユーザーもお客さまと同じようなネガティブな印象を抱いていると考えて間違いありません。表面的なデザインの印象や操作性・閲覧性は、webサイトに訪れたユーザーの評価にも直結してしまい、お客さまの企業イメージにも少なからず影響を与えてしまう重要な要素です。
高解像度モニターの普及やスマートフォン・タブレットなど、ユーザーの閲覧環境・通信環境は時代とともに変化し、それにあわせてwebデザインのトレンドもどんどん変化しているのです。

2.デザインの背景にあるもの

では、時代にあわせてwebデザイントレンドをどんどん取り入れたらいいのか?と問われると少し違います。
表面的なデザイン作成時に起こるのが、お客さまやデザイナーを中心とする作り手側のアイデアや好みが先行し、ユーザーの存在をついつい忘れてしまうことです。
デザインと聞くと「かっこいい・かわいい・シンプル・派手」といった表面的な制作のイメージがありますが、デザインには「考案・設計・目的」という意味も含まれています。

例えば、シンプルな印象のwebサイトがあったとします。文字のサイズも少し小さく、中にはシンプルすぎるデザインだと思う方もいるかもしれません。 ですが、そのデザインに至った背景には

  • ターゲットユーザーの嗜好に合わせたシンプルなデザイントーン(雰囲気)
  • ターゲットユーザーの年齢層に合わせた閲覧性
  • ターゲットユーザーの閲覧環境に合わせた設計(例:モバイルファーストなど)

といったユーザーファーストのデザイン意図が必ずあるのです。

3.webデザイントレンドの取り入れ方

webデザインは「ターゲットユーザーに・何を・どうやって伝えるのか」がポイントです。

  • 流行っているから
  • 競合のwebサイトのデザインがそうなっているから
  • 作り手側の好みのデザインだから

などの理由からwebデザイントレンドの表現だけを安易に取り入れることはおすすめしません。ユーザーメリットを最優先し、ターゲットユーザーにコンテンツを効果的に届けるための「補足的な役割」としてwebデザイントレンドを取捨選択することが重要だと考えています。
ターゲットユーザーを意識したwebデザインこそ、webデザイントレンドに即したwebサイトであると言えるのではないでしょうか。

4.さいごに

ルート・シーでは実際にユーザーがどのようにwebサイトを利用するのかといったリサーチやユーザビリティテストなどの対応も可能です。
webデザインの最新トレンドも加味しながら、市場分析・企業分析・アクセス解析などを通じてお客さまのビジネスの芯に迫り、課題を根本から解決するwebサイト構築や運用方法もご提案いたします。
是非、お問い合わせ・ご相談ください!

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