SEO対象キーワード選定のコツ。
目次
流入キーワードの山に埋もれているみなさまへ
「なぜうちのwebサイトはGoogleで検索しても出てこないんだ!ドンドン!」、「結構な予算を使ってリニューアルしたのに自社サイトがひとつも検索結果に出てこなくなっちゃったよ!」、「自然検索からの流入がだだ下がり、ついでにCV(コンバージョン)もだだ下がり、恋人と喧嘩もして気分までだだ下がり」と、目が覚めてから就寝するまでSEOのことを考えて夜しか眠れない日々を送っているweb担当者のみなさまこんにちは。
みなさまの今のミッションは「SEO対策」ですね。
ルート・シーは恋人と仲直りするためのソリューションは残念ながら持ち合わせておりませんが、SEO対策のソリューションは持ち合わせています。
本記事では、ルート・シーのSEO対策ソリューションで一番工数がかかっている、お客さまが一番汗をかいている、おはようからおやすみまで考えていると言ってもいい「キーワード選定」について、その考え方と選定のコツを紹介します。
日々、Google サーチコンソールやBing ウェブマスタ-ツールとにらめっこしているみなさまへ、「SEO対策を始めるにあたって最初に何をするべきか」のヒントになれば幸いです。
SEO対象キーワード選定って大事!
SEO対象キーワードの選定は、webサイトの集客効果を最大化するための重要なステップです。
webサイトにおいては、多くの場合「こういう人に来てほしい」というターゲットユーザーを設定(仮定/想定)します。ターゲットユーザーに流入してもらうための効果的な手段として、対象キーワードの選定は重要になります。
検索エンジンは、ユーザーが入力したキーワードを基に検索意図を汲んで、「キーワードと最も関連性の高いページ」を上位表示します。適切なキーワードでコンテンツ作成を行えば、ターゲットユーザーの検索意図に応えることができるので長期的な集客効果につながります。どんなコンテンツを作成すべきか、どのようなトピックに取り組むべきかも明確になり、コンテンツ戦略の方向性も決めやすいです。
また、ターゲットユーザーに求めるwebサイトでのアクションは、やはりお問い合わせや購入などのCVではないでしょうか。
具体的なニーズを反映したキーワードでコンテンツを作成することで、CVアクションを起こしそうなユーザーの集客につながり、結果として成果に直結することになります。
ゎぁ、キーワード選定って大事!
では、具体的にどうやって選べばいいんでしょうかね。
1ページ=1キーワード・1テーマの前提
単に「見栄えがいい」や「流行ってる」「上司がこれでいけと言っている」「パートナーの機嫌がいい」キーワードを選ぶのではなく、webサイトのコンテンツを振り返り、サイトに関連するキーワードを選定する必要があります。
突然ですが、筆者はミステリー小説が大好きです。市民図書館で、「ミステリー」の棚にある作家名「あ」から順に読んで行くというミステリートライアスロンをやったことがあります。
いつぞや、ある五十音に差し掛かった時に、純粋にカレーライスの作り方だけが書いてある本に出くわしました。司書の方が誤って置いてしまったか、なんとなく手にして借りるのをやめた善良な市民が置いていったのでしょう。当然ながらスルーです。翌週になるとその本はなく、「料理」の棚に置いてありました。司書の方が気付いて戻されたのでしょうか。
ユーザーの検索意図に合わないコンテンツは見向きもされません。
SEO対策を実施するときは、基本となるサイトのテーマ、コンテンツのテーマがぶれないようにする必要があります。テーマがぶれることで、検索エンジン上で何についてのコンテンツなのかの判断が難しくなります。
したがって、1単語だけのキーワード、複数単語が組み合わさった複合キーワードに限らず、シンプルに1キーワード・1テーマで仕掛ける、という考え方が必要です。
ターゲットユーザーのニーズを把握する
ターゲットユーザーが求める情報や関心を理解することが選定時に最も重要です。
そこで、webサイトに来てほしい人の検索行動の棚卸しを行います。今や老若男女わんこもにゃんこもスマホというデバイスを持ち、時間も場所も選ばず検索行動を繰り広げることができる、国境をも越える24時間365日検索時代です。
一人のユーザーが検索する意図も、単に言葉の意味を知りたいという意図もあれば、情報収集、問題解決、口コミ、比較、共感、問い合わせや購入、とユーザーが持つ課題やシチュエーション、その目的で検索意図も大きく異なります。
どういうタイミングでどのような意図でどういうキーワードで検索をするのか、ペルソナを設定して、簡単なカスタマージャーニーマップのようなものを作り検索行動の意図を落とし込むと整理しやすいです。
さらに確度を高めたいのであれば、ユーザーインタビューやアンケートを実施しても良いと思います。実際のユーザーから情報を収集することで、具体的なニーズや関心事を確認できます。
「いやいやもうちょい手っ取り早いやり方はないのか」とせっかちなみなさまには、検索エンジンにキーワードを入力した際に表示される関連ワードやサジェスト機能を利用して、ユーザーがどのような言葉で検索しているかを確認する方法もあります。
これらの機能で表示されるキーワードは、サジェストキーワード=ユーザーがよく検索しているキーワードが表示されています。
これらのキーワードで検索結果を確認した時に、サービス・事業競合のwebサイトが表示されているようでしたらそのキーワードは対象としたいですね。
検索ボリュームと競合度を調査する
検索意図に合致するキーワードを優先するべきですが、キーワード選定の際には、検索ボリュームと競合度(難易度)を確認することも大切です。
検索ボリュームがあまりにも少ないキーワードはそもそもユーザーの流入は見込めません。
検索ボリュームの多いキーワードでも、競合が非常に多い場合はSEO対策のコストがかかりすぎて効率的な集客は図りにくいです。
検索ボリュームと競合度を調べる代表的なツールである、Google キーワードプランナーを使用することでこれらを確認できます。これは、リスティング広告などキーワード広告出稿目的で使用されるツールではありますが、SEOにも活用できます。特定のキーワードがどの程度の検索ボリュームを持っているか、競合がどれくらいいるかを確認できます。
他、ベンダーが提供しているSEOツールなどを使っても、こういった情報を確認することができます。
まとめ
以上、キーワード選定の考え方とその手法について紹介させていただきました。
SEOキーワードの選定は、ターゲットユーザーのニーズやキーワードのトレンドを分析し、集客とCV数をアップさせる重要なプロセスです。ユーザーに価値のある情報を提供するために、検索意図を正確に捉えたキーワードを選定することで、SEOの効果を最大化することが可能になります。
キーワードを選定した後は、それらをグルーピングして、サイト内のコンテンツ計画に反映させます。キーワードごとに異なるページを用意するのではなく、関連するキーワードをまとめ、1つのページで網羅的にカバーするのが効果的です。
キーワード選定が完了し、コンテンツを公開したあとも定期的にSEOのパフォーマンスをモニタリングし、キーワードの変更やコンテンツの改善を継続的に行うことも忘れずに。
そのあたりはまたいつかここで紹介するかもしれないです。
いつになるか待てない方は、恋人と仲直りしました報告と共にこちらまで「待てない!」と一言書いて送ってくださいませ。
ルート・シーのこれらのソリューションを利用してSEOが成功しCV数も増加した事例はこちらをご確認くださいませ。