採用サイトの考え方。コーポレートサイトと何が違う?

皆さまこんにちは。
ルート・シー 市村です。

アカウントプランナーを務めお客様の採用サイトの製作のお手伝いをしています。また、弊社の営業職採用において一次面接を担当しております。自身の経験を踏まえ、当記事では採用サイトの必要性とポイントをお話ししたいと思います。

人材採用活動において、少しでも何か感じていただけるものがあると幸いです。

関連リンク
採用サイトの考え方。コーポレートサイトと何が違う?(後編)

なぜ採用サイトが必要なのか

求人サイトや転職エージェントなど転職サービスが充実している昨今ですが、とある企業の調査によると転職活動者の9割が企業のwebサイトを、7割が採用サイトをチェックしていることがわかりました。

参考リンク
月刊「人事のミカタ」:転職活動者の9割が「企業HP」、7割が「採用HP」から企業情報を収集すると回答

実際、弊社でも面接時にwebサイトを見て情報収集をしてきてくださったと答える方が多かったです。

情報収集を行う行動は購買行動モデルで考えることができます。
1920年代に AIDMAが提唱され、インターネット時代においてはAISASを始め、マーケティングにおいて消費者の行動特性を表すために、現代でモデル化されたものは十数種類にもなります。
しかし、すごくシンプルに考えると、とどのつまり、知る「キッカケ」があり、そこから手法は違えどそのモノに対しての「情報を収集」するという行動原理はいつの時代も変わることはないと思っています。

採用サイトに求められること

転職者の情報収集は採用サイトに限りません。
企業のSNSアカウントや口コミ情報サイト、商品が掲載・紹介されているサービスサイトや業界情報が掲載されているサイト、それから当然、コーポレートサイトなどの閲覧も想定されます。

ただ、コーポレートサイトはそのサービスの顧客に情報を展開しているものであり、サイトの性質がターゲットも目的も違うものとなります。そのため、転職者にむけた情報を発信する採用サイトが担う役割は非常に大きいと言えます。
その上で、一つ目は、採用サイトで得たいと思っている情報は何かを分析するということ、二つ目に、応募してほしい人材に自社を選んでもらえるように打ち出すコンテンツを検討する必要があります。

順不同となりますが、コンテンツは下記を例に多岐にわたります。

1)企業・仕事の基本情報

1. 企業情報
2. 沿革・歴史
3. 仕事内容
4. 事業の多様性・安定性・将来性
5. 商品やサービスの特徴
6. 社会貢献
7. 募集要項
8. 福利厚生

2)環境・条件と自身が合っているかを判断する情報

9. 価値観・理念
10. 職場環境
11. 具体的な働き方
12. 社外活動・社内交流
13. 人事制度・評価
14. 研修制度・育成方針・成長支援
15. キャリアパス

3)会社の魅力をよりアピールする情報

16. 経営者の経験・人柄
17. ロールモデル
18. 先輩・同僚メッセージ
19. 人事担当者からのメッセージ
20. 求める人物像

デザイン訴求はもちろんのこと、働くイメージをより想起させるために、写真や動画を活用したアプローチも頻繁に見受けられます。

採用サイトのメリット

1)志望度を高めることができる
2)入社後のミスマッチを防ぐことができる

この2つはお客さまにお話しする内容であるとともに、私自身が弊社の人材募集に携わる中で実体験をとおして痛感したことでもあります。

採用サイトの制作・運用を検討する際、コストメリットを危惧されるお客さまもいらっしゃいます。しかし、コーポレートサイトやオウンドメディアだけでは充分に情報が伝わっていないこともあります。
採用サイトには大きなメリットがあると考えられます。

1)志望度を高めることができる

数回の面接では仕事の楽しさ、一緒に働くメンバーの良さを伝えきれないこともあり、選考の過程で辞退されてしまうこともあります。

例えば「先輩・同僚メッセージ」などをとおして、仕事の様子や一緒に働く仲間の人間性が見えることで興味を持っていただくこともできます。

こういったコンテンツを通じて志望度を高めることも可能です。

2)入社後のミスマッチを防ぐことができる

コーポレートサイトやオウンドメディアだけの閲覧では情報が足りず、充分に事業内容を理解されないまま面接に来られる方もおられます。また数時間の面接だけで事業内容への認識をすり合わせることも非常に難しいものです。

せっかくコストや手間をかけて入社していただいた方が活躍しにくかったり、早期離職になってしまっては大きな損失です。「事業の多様性・安定性・将来性」などのコンテンツで企業サイトよりもさらに具体的な働く人目線の情報を出すことは損失を防ぐためにも有効です。

ルート・シーでできること

ビジョンに「圧倒的ヒト志向」を掲げる弊社では、サイトまでの動線からサイト内での動線、CVまでをイメージし、実際に閲覧するユーザーの心理を考えてサイトの構成・制作をおこないます。
どのコンテンツを入れるべきか、また、その優先順位や見せ方はどうするか、一緒に考え取り組めるパートナーとしてありたいと考えております。

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採用サイトの考え方。コーポレートサイトと何が違う?(後編)

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