必ず押さえておきたいwebサイト制作における2つのこと (オンラインセミナーレポート)
2020年9月25日(金)、ルート・シーでは初めて株式会社シャノンさまと共催ウェビナー(オンラインセミナー)を開催いたしました。
「展示会中止で今年中にオンライン強化」を実現する最適な手順とは
をテーマにシャノンさまは「今年中にオンライン施策を成功させる必須の3ポイント」ルート・シーでは「ターゲットユーザーに効く、成果につなげるwebサイトをつくるポイント」についてお話ししました。
今回は当日お話ししたルート・シーのセミナー内容を、ダイジェストでご紹介します。
コロナ禍における各社のweb施策の変化
ルート・シーのお客さまでは、予定していたプロジェクトがペンディングになったり、予算を縮小したりなど、新型コロナウイルスの影響は3月下旬ぐらいから徐々にあらわれていきました。
しかし、各社リモートワークをはじめ、事業のオンライン化へ移行する動きが活発になり、5月以降にはECサイトやweb展示会などの具体的なご相談が増えていきました。また、経済産業省も中小企業を対象にIT導入補助金制度を実施し、中小企業においても商談のオンライン化やリモートワークにおけるシステム導入が目立つようになりました。
このことから、それまでと比較して各社のwebの活用が重要視され、オンラインでの競争はより厳しく、成果を残すハードルは高くなっているといえます。
ではこのような状況において、「どうすればwebサイトで成果をあげることができるのか」そのためのポイントについて説明します。
webサイトで成果をあげるために決めなければならない2つのこと
それはwebサイトにおける、
- ターゲットユーザー(誰に)
- 目的(何をしてもらいたいのか)
の2つを設定することです。
その他にも流入施策やアクセス解析など取り組むべき内容はたくさんありますが、まず、この2つが設定されていなければ成果をあげることはできません。
そもそもwebサイトに訪れるユーザーは、何かしらの目的があり、それを達成する手段というものを探しています。言い換えると、目的や課題がないユーザーがみなさんのサイトに訪れることはほぼありません。
例えば営業メールを出した場合、それを見て製品やサービスに関心が湧き、そこからwebサイトやLPに訪れます。大事なことは、そのユーザーの目的や達成したいと思っていることと、達成に至るまでにどんなシチュエーションでどうやってそのサイトを使うのか、使ったあとどうなるのかのストーリーを考えることです。
それらを考えるにあたって、以下のような手法をとります。
ターゲット設定について
情報を受け取って欲しい人はどんな人なのか、ターゲット像をより深く細かく定義した「ペルソナ」を設定します。
一般的な「ターゲット」に比べて、仕事内容、年齢、家族構成、趣味嗜好、利用しているwebサービスなど細かいパーソナリティを決めます。
「こんな細かいところまで必要なの?」と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、ターゲット設定は「誰」にということだけを設定すれば良いということではなく、その設定した「誰」が、
- どんな時にwebサイトを利用するのか ※仕事中、通勤時間、家事の合間など
- どうやってwebサイトを利用するのか ※スマートフォンや会社のパソコンなど
- 利用したあとどうなるのか ※上司に相談、家族に相談、SNSで検索など
このようなターゲットユーザーのwebサイトとの関わり方や行動を踏まえたコンテンツやサイト構成にすることで、ターゲットユーザーがストレスなく使いやすいwebサイトになり、成果をあげやすくなります。
ですので、ターゲット設定において細かいパーソナリティまで決めることが重要となります。
目的設定について
webサイトの目的は「問い合わせを増やす」や「商品を購入してもらう」「理想の人材から求人応募がある」など様々ありますが、これらは全て企業側の目的です。しかしwebサイトを利用するのは企業側ではなくターゲットユーザーです。
ですので、ターゲットユーザーがどんな目的をもってそのwebサイトを利用するのかも考える必要があります。
例えば、
企業側の目的ももちろん大切ですが、そのwebサイトを利用するターゲットユーザーの目的を見失ってしまうと、的外れなコンテンツになり、せっかく良いサービスでも訴求ポイントがズレてしまい、その結果企業側の目的も達成することができなくなってしまいます。
このことから、目的設定は企業側とユーザー側の両面から考えて設定するということが重要となります。
まとめ
成果につなげるwebサイトを作るポイントとは、
- 細かいパーソナリティまで決めたターゲット設定(ペルソナ)
- 企業の視点とユーザーの視点の両方を踏まえた目的設定
この2点がwebサイトを制作する上での土台になりますので、まずはここから考えていきましょう。
以上、ウェビナ―の内容をダイジェストでご紹介いたしました。
これを機にルート・シーでは第2回、第3回とウェビナ―を開催していきたいと思っております。次回以降のご視聴を希望される方は、弊社facebookページを「いいね」していただくとお知らせが届きます。
また当日ご視聴いただきました皆さまには、改めまして厚く御礼申し上げます。