「webサイトを公開したら終わり」じゃない!保守管理の必要性について
費用をかけて作ったwebサイト、そのまま放置していませんか。
webサイトを公開したら終わりではなく、公開後もユーザーが安心してアクセスできるように、保守管理をしっかりと行うことが必要です。
今回は、保守管理の必要性や作業内容についてご紹介します。
webサイトの保守管理についてルート・シーへ相談したい方はこちらのお問い合わせフォームから。
1. 保守管理の必要性について
webサイトの保守管理はサイト運用を円滑にするために不可欠です。保守を怠ると、ドメインやサーバーの更新を見逃し、webサイトにアクセスできなくなる可能性があります。
これにより最新情報の提供が困難になり、問い合わせやクレームが増加する恐れがあります。さらに、ユーザーが商品やサービスを購入できないトラブルが発生するリスクもあります。セキュリティ上の脆弱性も懸念され、情報の漏洩リスクが高まります。安定したサイト運用とセキュリティ強化のため、保守管理は欠かせません。
2. 保守管理の内容
ドメイン・サーバーの管理・更新
webサイトを閲覧可能な状態で保つためには、サーバーやドメインの管理が必要です。ドメインとサーバーは期間契約で利用しているため、契約の更新や利用料の支払いを忘れると、webサイトが表示されなくなってしまいます。また、メールアドレスも利用できなくなる場合があるので、忘れずに契約を更新する必要があります。
SSLサーバー証明書の更新
SSLとは、webサイトと閲覧者の通信を暗号化する仕組みのことです。SSL通信を利用することで、第三者によるなりすましやデータの盗聴・改ざんを防止します。契約更新を行わなくても閲覧できなくなることはありませんが、「このサイトへの接続は安全ではありません」「セキュリティ保護なし」などの警告メッセージが表示され、webサイトの信頼性に影響を与えるため、こちらも契約更新を行う必要があります。
CMS・プラグイン・PHPのバージョンアップ
CMSは、webサイトのコンテンツを管理するシステムであり、代表的なCMSにはWordPressがあります。CMSのバージョンアップには、新機能の追加や改善、セキュリティの強化、バグ修正などを含みます。プラグインはCMSに機能を追加するためのソフトウェアであり、バージョンアップも必要です。
PHPは、サーバーサイドで動的なwebページを生成するためのプログラミング言語であり、バージョンアップにより機能やパフォーマンスが向上し、セキュリティが強化されます。
これらのバージョンアップを怠ると、webサイトが攻撃されるリスクが高まり、機能性やセキュリティに問題が生じる可能性があります。そのため、バージョンアップの管理は専門知識を持ったwebサイト制作会社に委託するのが望ましいです。
最新ブラウザ・OS・端末への対応
公開後も、新しいブラウザやOSの重要なアップデートが行われた際には、動作確認を実施し、以前と異なる見え方や挙動をする場合などは、必要に応じて修正を行う必要があります。公開時に複数のブラウザやデバイスでの表示を確認するだけでなく、定期的に動作確認を行い、ユーザーが快適に利用できる状態を維持することが重要です。
データのバックアップ
画像やテキスト、システムファイルなど、webサイトで使用しているコンテンツのバックアップも忘れずに行うことが重要です。何かトラブルが起こった際や修正が必要な場合、バックアップが役立ちます。バックアップを怠ると、サーバー上のデータが失われた場合に復元できなくなります。webサイトのデータは企業の貴重な資産であり、予期せぬ問題に備えるためにも、バックアップは対応すべき重要な措置です。
トラブルの対処
webサイトに予期せぬ問題が発生した場合は、迅速に対処する必要があります。「webサイトが正しく表示されない」や「サーバーエラーが発生する」などの問題が放置されると、ユーザーが離脱する可能性が高まります。トラブルを最小限に抑えることが大切ですので、すぐに対応できる体制だけでなく、発生した場合の対応策を検討しておく必要があります。
3. 最後に
webサイトの保守管理が重要である理由や内容についてまとめました。保守管理には広範な知識と技術が必要ですので、専門知識を持ったwebサイト制作会社に依頼するのが適切です。webサイトの保守管理は、お客様ご自身で対応され費用を抑えることも可能ですが、特定の項目については年間で適切な予算を確保し、webサイトの維持・管理を行うことが求められます。
弊社では多岐にわたるwebサイトの管理実績がございます。他社からの乗り換えを含め、webサイトの保守管理に関してお悩みの際は、どうぞお気軽にご相談ください。