圧倒的ヒト志向のもと、「UXD」の学びの場を Vol.2

みなさんこんにちは、ディレクターの寺澤です!

2018年10月20日に第1回目が開催された「UX WORKSHOP in大阪 Vol.1」ですが、実はその後こんなに社内研修を重ねていました。

  • 2018年11月24日 UX WORKSHOP in大阪 Vol.2「顧客提案ワークショップ」
  • 2018年12月15日 UX WORKSHOP in大阪 Vol.3「自社課題ワークショップ」
  • 2019年4月13日 UX WORKSHOP in東京 Vol.1「UX講義と顧客提案ワークショップ」
  • 2019年5月11日 UX WORKSHOP in東京 Vol.2「顧客提案ワークショップ」
  • 2019年6月22日 UX WORKSHOP in東京 Vol.3「自社課題ワークショップ」

結構やってた!

大阪編の3回と東京編の3回、おおまかなテーマは同じですが、参加メンバーの習熟度合によりワークの内容などを変更しています。
今回、全てのワークショップに、情報デザインやUXデザインの分野でご活躍中の坂本貴史氏にご参加いただきました。

本記事では第1回の記事でも触れた内容を振り返りつつ、レポートしたいと思います。

なぜUXD研修を行うのか

ルート・シーが取り組んでいるテーマのひとつとして、外部環境の変化に対して、顕在化している「モノ」ではなく、「コト」提案のための調査、仮説構築力を持つために「UXD(ユーザー体験の設計)を身につけること」があります。

「UX」はあくまでも考え方のひとつ、道具のひとつであり「UXの〇〇」と改めて語らなくても、当たり前のように各自の業務のベースに根付き、業務が行われ、ルート・シーからお届けする価値・成果物に反映されることが目標です。

大阪編、東京編ともに営業、制作メンバー(プランナー、ディレクター、デザイナー、フロントエンド・エンジニア)などが参加しました。

ワークショップの内容を簡単に振り返る

東京編のVol.1~3を簡単に振り返ってみます。

Vol.1の前半では「UXとは?」「UXの基礎的な考え方」の講座を実施しました。
その後、職種混成チームに分かれ、「アイデアの作り方」を学ぶワークショップを経て、各自でアイデアを出し、まとめた後、発表~投票をしました。

隣の人の自己紹介を聞いて、気になった点を挙げています。イラストで表現することはとっても大事!ディレクターの大威は特徴をとらえるのが上手…!
  
自分の好きなこと(パンに関わること)と自分ができること(webデザイン)を掛け合わせたら…?どんなアイデアが生まれたのでしょうか?

Vol.2では実際にお取り引きのあるお客さまのサービス・商品を対象とし、サービスを使用しているユーザーの「アクティビティ」と「お客さまの商品でできること」を掛け合わせ、アイデアを考えました。
そのアイデアをベースに、タッチポイントから目標達成までの利用シーン(ストーリー)を作成し、利用シーンから考えられる重要な画面のペーパープロトタイピング(スケッチ)を作成し、グループごとに発表~投票しました。

  
みんな真剣に、アイデアをまとめています。見守るCXO小澤の眼光が鋭い!
  
ペーパープロトタイピングをグループ内で共有しています。東京webソリューション事業部 事業部長のCMO矢澤ももちろんワークショップに参加しています。

Vol.3では部門ごとのチームに分かれて、自社のビジョンである「圧倒的ヒト志向」を他者に説明する時、どうする?という質問をきっかけに、自分の言葉で「圧倒的ヒト志向」を具体化。
「圧倒的ヒト志向」が「できていること」「できていないこと」「するべきこと」を、それぞれグループで言語化しました。
その後、「圧倒的ヒト志向」になるための取り組みを計画し、発表~投票しました。

  
どうしたらもっともっと「圧倒的ヒト志向」になれるのでしょう?その取り組みを考えてみました。
  
ディレクターグループ。ディレクター三浦の「取り組み」に注目しています。見守るCXO小澤も興味津々!
  
「取り組み」はイラストとセットでコンセプトをまとめます。

それぞれのKPT

Vol3.のワークショップが終わった後に、東京編Vol.1~3のワークショップ全体へのK(Keep)P(Problem)T(Try)を出し合い、振り返りを行いました。
投票の多かったKPTは下記のようになりました。

ワークショップ東京編 KPT

Keep

  • 「自分にない発想を知れた」
  • 「意見を出すことを恐れない」
  • 「アイデアの出し方を知れた」

Problem

  • 「時間配分が上手くできなかった」
  • 「リアルなアイデア出し」
  • 「もっと柔軟に考える」

Try

  • 「意見を出す場を作る」
  • 「UX事例の体験」
  • 「どんどん共有する」

ちなみに大阪編では…。

ワークショップ大阪編 KPT

Keep

  • 「1人で考えるのではなく議論していく」
  • 「皆と認識を合わせられた」
  • 「おもしろい、もっと知りたい」

Problem

  • 「ぶっとびをもっと出したかった」
  • 「熟考できていない」
  • 「絵心がない」

Try

  • 「今後も全社でワークショップを実施したい」
  • 「提案の引き出しを増やす」
  • 「議論する」

といった意見になりました。
言葉は違えど、おおむね同じような感想ですね。

…大阪メンバーは絵が苦手な人が多いのかな…?
UXで絵を描く目的は、各々の頭の中を共有しやすくするためなので、絵が下手でも大丈夫です!

まとめ

これまで「UXかぁ…」という漠然とした想いを抱えていたメンバーもいたのですが、今回のセミナー・ワークショップを経て学びが深まり、「なるほど!じゃあUXって…実はなんなの?」と疑問が出たメンバーもいたようです。
疑問が出るのは学びが深まった証拠ですよね!

ルート・シーでは今後も、このセミナー・ワークショップで学んだ、「ユーザーの本質的な欲求をより深く探ること」や、「欲求を満たすサービスやプロダクトを生み出し届けることをゴール」とし、プロジェクトを進めていきます。
弊社のミッション「Think Root, Make MIRAI」、ビジョン「圧倒的ヒト志向」にも繋がる施策です。
これらを体現すべく、努めてまいります!

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