「価値観をすり合わせ、個人の働きかけをもっと活かせる会社に」 – 新ジョブグループマネージャーのふたりに話を聞いてみた-

皆さまこんにちは。

ルート・シーでは2021年8月に大きな体制変更が行われ、プロジェクト主体のチームと、職能グループが同居するマトリクス型組織※の形を採っています。
2022年より新たにジョブグループマネージャーに就任し、組織をけん引する立場にあるおふたりにお話を伺いました。

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自律的でしなやかな組織へ。~ヒエラルキーからマトリックスへの組織変革~

お話を聞いた人

氏名
上田さん
職種
プランニンググループ マネージャー
※プランニンググループにはプランナー、UXリサーチャー、デスクが在籍
ルート・シーでの仕事の変遷
2016年5月ディレクターとして入社。その後プランナーを経てプランニング部リーダー、統合後チームリーダー、ジョブグループマネージャーを歴任。 今はプランナーも兼任。
氏名
喜多さん
職種
デザイングループ マネージャー
※デザイングループにはデザイナーが在籍
ルート・シーでの来歴
2011年11月デザイナーとして入社。東京オフィスリーダー、統合後チームリーダー、ジョブグループマネージャーを歴任。 今はデザイナー、フロントエンドエンジニアも兼任。

それぞれのキャリア、ルート・シーに至るまで

上田さん、喜多さん、今日はお時間をいただきありがとうございます。
今日はおふたりにこれまでのキャリアや、ルート・シーの展開に対する想いなどをお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします!

では早速、おふたりのこれまでのキャリアについてお伺いしますね。 ルート・シーに入社するまでに、それぞれどのようなキャリアを築いて来られましたか?

上田私は初めての転職でルート・シーに入社しまして、入社前に勤めたのは1社ですね。
ルート・シーに入ってからはディレクターを経てプランナーになっていますが、前職ではデザイナーをしていました。雑誌の出版なんかにも関わっていましたね。
その頃は世の中的にwebの需要が出てきたので、徐々に代理店経由でwebの仕事をするようになっているような状況でした。

前職を辞める頃にはお客さまとの調整もするようになっていたんですよね。それで自分のキャリアを考えた時に、もう少し上流の仕事をやった方が今後のために良いと思ってルート・シーに転職しました。

上田さんのご活躍されている様子からは考えられないですが、ディレクター職は未経験で応募されていたんですね!
喜多さんはどのようなキャリアを歩まれてきましたか?

喜多前職は地元の小さなweb制作会社に勤めていました。そこでは小企業のお客さまがほとんどで、構成を考えながらデザインからコーディングまでを一括でやるのが当たり前の環境だったので、総合的な制作スキルが身に付いた、という感じでしょうか。小規模ならではというか、ロゴやイラスト、紙媒体などいろいろ経験させてもらえたのは良かったですね。

ただ前職については顧客層が似通っていて、かつ予算感が潤沢ではなかったこともあり、制作する内容がいつも同じようなもので段々とマンネリ化を感じるようになってしまいました。そこで「1度は東京に出てみようかな」と思っていたこともあり、上京することにしました。

ちなみに転職活動をした際に、はじめに採用通知をもらった会社がルート・シーだったのですが、面接してくれた矢澤さん(現COO)がアロハシャツで「自由な会社だなぁ」と(笑)。

(一同笑い)

ルート・シーの事業・業務・顧客の特徴は?

では続いてルート・シーについて伺いますね。
事業・業務・顧客などの点でのルート・シーの特徴といえばどんなことが挙げられるでしょうか?

上田まず業務について、入社時に感じたのは「制作会社にしては整備されているな」という印象ですね。

喜多本当に⁉入社当時の東京オフィスはそうでもなかったな…。

※今は東京オフィスも整備されています

上田でも本当にここ数年で状況は整ってきましたね。2016年頃に「経営戦略室」という組織が社内で立ち上がって、ワークフローや情報や権限・労働環境についてはかなり整備されたと感じていました。

あとはお客さまについては、業態・規模とも割と多様ですね。
元々お客さまには大手企業さまも個人事業主さまもおられて対応に幅が必要でした。この点は今後目指していく事業展開が昨年初に社内で明示され、絞られてきた印象です。

ルート・シーの伸びしろってどんなところ?

事業・業務・顧客について整えられ戦略的になってきた印象ですが、今後さらに良くなっていく・強めていくような「伸びしろ」はどんなところにありますか?

喜多人材育成については伸びしろでしょうね。教育についてはずっと手探り状態。
とはいえ、ここ数年はコミットメントシート※という評価基準を通じた個々のメンバーの貢献により日常業務の標準化が進みつつあります。

※コミットメントシート:ルート・シーではMBOと共に、質的・探索的な目標を各自が掲げその進捗を評価する基準も採用している。

あとはルート・シーはマトリクス型組織※を採用していますが、チームのリーダーが会社方針についてメンバーにコンセンサスを取るということをもっとやっていかないといけないし、その上部のマネージャーがそこを教える必要がありますね。

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自律的でしなやかな組織へ。~ヒエラルキーからマトリックスへの組織変革~

組織変革によって東京・大阪オフィスの垣根を無くして組織統合し、はじめてリーダーになった人に対してマネジメントのマインドセットを揃えようとしているけど、あともう一歩必要かな…。
東京・大阪オフィスの組織統合でシナジーが生み出されるようになったのは大きな成果なんだけど。

「あと一歩」というのは具体的には?

喜多ルート・シーの人は皆優しくて、リーダーもメンバーの意見を聞こうとしてくれているけど、意見を聞いた後に「じゃあこっちに進んでいこう!」と方向性を示して、よりみんなを牽引するところまで行けるといいなと。
ただ、そもそも、今のリーダー達自身が、何をどこまで求められているのかという認識が曖昧なのかもしれないとも思っていて、その点についてすり合わせる働きかけを私もできると良いなと思っています。

ふたりの今後の働き方、キャリアの理想は?

それぞれに今後の働き方やキャリアについて何か描いている理想などはありますか?

喜多事業に関する事じゃないんですが「風よけ」にはなりたいなと。
個人個人、その人が大切にしている価値観とかがあると思うのですが、いろんな価値観の人がそれぞれにストレスなくプライドを持って働ける状況を大事にしたい。

価値観のミスマッチがあった時に「考え方が間違ってるよ」って否定するんじゃなくて、「価値観を合わせるすり合わせ」をしたい。各自が自身のマインドに合っているなと思いながら、会社の方針にも貢献してほしいんですよね。
物事についての良し悪しの判断はしょせん個人の価値観によって成り立っていて、マジョリティかマイノリティかの話で、それ自体が単純に良い悪いとかは言えないものだと思うんです。

唯一絶対の答えはないし、ルート・シーが目指す「良い・悪い」というのも流動的なものだし、個人の価値観と「ルート・シーが今、何を良しとしているのか」を馴染ませて心から気持ちよく働いてほしいと思う。

なるほど、その調整のための「風よけ」ですね。
「すり合わせ」について体制が変わったことによる変化はありますか?

喜多今は小さいチーム制になっているので、そこが調整できると思うんですよね。
プロジェクト主体のチームと、職能グループがあるので、一方でグループでは中長期的なことを考えられます。

上田さんはいかがでしょう?

上田私個人というよりは組織についてになりますが、「この体制がベスト」はないと思うので、どんどん変えちゃっていいんじゃないかなと思っています。
今期からの体制について少し前にマネージャー陣で議論していましたが、今は今のままの形でしっかりやるのも大事なんだなと改めて思ったりして、柔軟に考えるのが大事かなと。

あとは今後やっていきたいこととしては、戦う場を選んでいきたいと思っています。
今はご相談が来たらほぼすべてヒアリングする、全部に力を注ぐという状況になっているのですが、戦う場を選べたらと。
そのために市場を選べる状況を作りたいと思っています。

私は自分から進んで色々と変えていきたいという考えを持っているわけではないのですが、変えない方が後々面倒なのではと思って行動しています。
やらないことで後でしんどいことになるなら…ということで動かしている所はありますね。

昨年の体制変更により抜本的な人事ができたのは良かったと思っているのですが、変化を起こそうという人を後押しする、新しいことができる土壌を整備するといったことにも今後は注力していきたいと思っています。

これからのルート・シーを支え、変化をもたらす人を支えるといった「人」に対して熱い想いを持ったおふたりがもっと連携し、新しいルート・シーの形を作っていけるといいですね。この先のおふたりの活躍、ルート・シーの姿が楽しみです。
今日はお忙しい所にも関わらず、本当にありがとうございました!!

自分達で「豊かな未来をつくる組織」に

今回のインタビューでは、それぞれマネージャーに就任した上田さん、喜多さんにお話を伺いました。
おふたりのような人材が人と組織への温かいまなざしを持ちながら、豊かな未来をつくる組織のあり方を模索する姿が感じられ頼もしく感じました。

ルート・シーはこれまでも現場の考えで整えられ、進化してきた会社です。
今回の記事を見て一緒に働きたいなと思ってくださった方がいらっしゃったらぜひお声掛けください。新たな形を共に模索していきましょう。

採用情報 | web制作会社 ルート・シー

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