先輩に聞いてみた!デザイナーのお二人に突撃インタビュー【どうしてデザイナーになったのか?編】

はじめまして!新しく広報チームに加入いたしました、デザイナーの澤田と申します。
ルート・シーの魅力をお伝えすべく、Root-Sea Plusを通じてがんばってゆきますので、なにとぞよろしくお願いいたします。
今回は、デザイナー歴一年弱の私が、先輩デザイナーのお二人に突撃インタビューしてみました!
前後編でお送りいたします。どうぞお楽しみください!

1.お二人のキャリアについて

お二人のプロフィール

氏名
野村 佳代
職種
デザイナー
所属部署
プランニング部
ワークスタイル
時短
制作実績
アドベンチャーワールド チケット販売用webアプリ
氏名
安田 洋之
職種
デザイナー
所属部署
プランニング部
ワークスタイル
フルタイム
制作実績
K&T特許商標事務所サイト

野村さん、安田さん、本日はお時間をいただきありがとうございます。
デザイナーの先輩であるお二人に、これまでのキャリアや、どんな風に案件を進めているのかについてお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします!

左:「照れますね」とはにかむ野村さん 右:「写真苦手なんすよね・・・」と困った顔の安田さん

早速ですが、お二人はどうしてデザイナーになられたのでしょうか。

安田 まずは僕から話しましょうか。
大学でシステム系の学部に所属していて、そこに『Macゼミ』というMacを使うゼミがあって。
Macを使いたいという理由で入って、デザインに触れ、見事にハマってしまいました(笑)
当時はwebではなく、イベントのフライヤーや紙のデザインを好きでやっていて、それが高じて今の仕事になってるんだと思います。

安田さんがデザイナーとなったきっかけは、Macとの出会いだったのですね・・・!
野村さんはどうしてデザインを仕事にしようと思われたのですか。

野村 私は大学はデザイン関係ではなくて、英文科だったんです。
課外活動で『京都学生祭典』という京都全体を巻き込んだ学園祭のようなイベントがあって、そこで広報活動として学生のデザイナーさんをスカウトしに行ったり、ポスターのディレクションなどをしていました。デザイナーさんがいないときは自分でフライヤーなどの広告物を作っていたのですが、それが結構楽しくて。そこから「デザイナーいいな」と思って、仕事にしたいと志すようになりました。

野村さんはディレクションがルーツだったんですね!

野村 そうですね、素人レベルですがイベントを通じて少しディレクションを経験していました。
でもやっぱり「デザインを作るのって楽しいな」と思い、制作のアルバイトなどを経て、デザイナーの道を選びました。

お二人とも学生のときからデザイナーとして活動していて、社会人歴=デザイナー歴になるんですね。webデザイン歴、ルート・シー歴は何年くらいですか?

安田 webデザイン歴はもう15年くらいじゃないでしょうか。ルート・シー歴は3年くらいです。

野村 私はwebデザイン歴12年くらいで、ルート・シー歴は6年半くらい。
6年半の間に育休が約1年ありました。

お二人とも10年以上webデザインに携わられているのですね、すごい・・・。

2.得意なデザイン・苦手なデザインについて

キャリアに続いて、デザインについての考え方を聞かせてください。
デザインを作るときに、理論と同じくらい直感や好き嫌いといった感覚・感性も大事だと思うのですが、自身の中で「こういうデザインが得意!」またはその逆で「こういうデザインは苦手・・・」という思いはありますか。

安田 得意や苦手とは違うかもしれませんが、シンプルなシャープ寄りのデザインが好きです。だから、BtoBサイトのデザインを作るのがけっこう好きですね。
苦手なのが、やわらかい女性タッチの可愛い系とか・・・。あんまりアイディアが思い浮かばないです。

どうしてシャープなデザインやBtoBサイトのデザインを作るのがお好きなんですか?

安田 シャープなビジュアルやあしらいを作るのも勿論ですが、テキストが多い構成をいかにうまく見せるか考えるのが好きなんです。前職で、会社のパンフレットデザインのような情報を設計するデザインを深くやってたからかもしれません。

なるほど、見栄えだけではなく情報を整理すること自体がお好きなんですね。
野村さんはいかがですか。

野村 私は安田さんの真逆で、女性タッチの可愛い系・やわらかいデザインが得意で、BtoBのようなシャープなあしらいは苦手ですね・・・。
シャープなデザインを得意になろうと思ったら、シャープなものを心から好きにならないとダメなんだろうなと思いつつ、好き嫌いってなかなかコントロールができなくて・・・。
カチッとしたデザインをできるようになりたいと思い、一時期、男性向けのビジネス誌やファッション誌などを買ったりしていました。某チョイ悪ファッション誌も買ってみたのですが、載っているのは服ばかりで、デザインの見せ方やあしらいの参考にはなりませんでした(笑)

 
左:一言一言、適切な表現を探りつつ語ってくださる安田さん 右:終始笑顔でインタビューに答えてくださる野村さん

お話を聞くに、お二人のデザインテイストは全く真逆のようですが、お互いのデザインについてどんな印象がありますか?

安田 細かいところまで心を配ってデザインされてるなと感じます。「これくらいでええんちゃう?」と思ってしまいがちな部分も妥協しないというか。たとえば、フォントの使い方や小さなあしらい一つにも、「サイトのコンセプトにふさわしいか?」「このビジュアルでお客さまの思いが伝えられるのか?」ということを追求されてますね。
あと、先ほどの話の通り、野村さんは僕の苦手としている女性らしいタッチが得意なので、そういう感性が必要な案件がきたら、ぜひお願いしたいなと思います(笑)

野村 安田さんはバランス感覚がとてもあると思います。すごく収まりがいい。
要素同士のサイズ感や余白の使い方が精緻で、安田さんの作ったビジュアルは強さがある。美しいです。

3.デザインの作り方について

私、配色やあしらいを考えるのが苦手で・・・。
構成案をもらったときに「こう見せたらいいかも!」というようなアイディアはどうやって思いつきますか?

野村 自分の引き出しからデザインをするときもあれば、情報収集してあしらいのイメージを膨らませることもあります。
また、制作の際にはコンセプトを決めてから、デザインに着手するようにしています。
商品なりその企業のことなり、情報を山盛りインプットして、「ユーザーはどんなものが欲しくて」「どういう情報があったらウケて」ということを確認しながら、「こんな打ち出し方がいいかな」とまずざっくりした方向性を決めます。
そして、「これ!」というテーマをだいたい固めてから、「テキストはこれが相応しいか?」「この文言で惹きつけられるのか?」といったことをディレクターに提案したり相談して、デザインのトーンや見せ方を決めていってます。
安田さんは普段から見せ方のバリエーションをインプットされてますよね。

安田 そうですね。基本は僕も野村さんと同じように情報をインプットして作っていきます。
Pinterest※とかを使って、使えそうなアイディアや表現をいっぱい見て、なんか引っかかったらとりあえず集めて。「デザインを0から生み出す」ってかっこよく言われてますが、本当は0から考えるっていうのはほぼないじゃないですか。自分がインプットして蓄積してきたアイディアがレパートリーになる。
だから、アイディアのストックは普段からいっぱい集めておいて、案件に合わせたデザインをすぐ出せるように心がけています。

※Pinterestとは、無料の写真共有ウェブサービスの名称。抽象的な言葉でもデザイン事例や写真を探すことができ、任意のカテゴライズで画像をストックしていくことができる。

 
お二人が普段参照されている書籍やツールたち マーカーが引かれていたり、読み込まれている・・・!

情報収集がアイディアの種になるんですね。良いデザインを見たときに「ピン!」とくる力がセンスと言えるのかも。
しかし、広告LPやバナー制作のように、制作期間が1週間以内になったりすることもある期限がタイトな案件もありますよね。そういった案件では、なかなかインプットの時間をとるのが難しいと思うのですが、どうやってアイディアを思いつきますか?

安田 一番何が言いたいのか、伝えたいことから決めていきますね。
情報の優先順位を決めて、そこからデザインのアイディアを出します。

野村 バナーはサイズが決まっていて収められる情報量に限りがある分、情報の優先度をしっかり整理する必要がありますよね。情報の優先度によって大きさのバランスを調整したり、要素を引き立てるために余白を作ったり。
要素同士のバランスでデザインの美しさや情報が意図通りに伝わるかどうかが決まるので、情報の取捨選択をしてデザインを導き出します。

「これ以上削れるものがない」という状態が「美しい」ということだと聞いたことがあります。
アイディアを出すために考えるべきは見栄えではなく、「これは必要な情報か?」と整理する力なのですね。さっそく実践してみます、ありがとうございます!

今回はここまで!

今回のインタビュー前編では、お二人がどうしてデザイナーになったのかに始まり、普段どうやってデザインしているのかについてお伺いしました。
最近バナー案件で2回つまづいたこともあり、自分の5倍くらいキャリアがある先輩お二人の話を聞けて大変勉強になりました・・・!
個人的に、野村さんが仰っていた「好き嫌い」の話が印象的でした。私ももっと「これが好き!」と言えるくらいデザインをやりこまなくては!と、身が引き締まりました。

後編では、「ルート・シーのデザインについて」をみっちりお話しいただきます。
次回の更新をお楽しみに!

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