いよいよ始まってしまいました。
ルート・シーをご存知な方も、そうでない方も、まずははじめまして。
なんばで言えば法善寺横丁。新宿ならゴールデン街。場末感ただよう辺鄙な路地裏のようなwebの片隅に、人知れず産声をあげました『Root-Sea Plus』。このたびはお越しいただきありがとうございます。
このたび、晴れて開設する運びとなりましたルート・シーのオウンドメディア。その最初にポストされる記事として、ここぞとばかりに練りに練ったコンセプトですとか、壮大なビジョンやメディア構想ですとか、アグレッシブな実験的試みの数々とか、バチコーンとかましてやりたい衝動にこそかられますが、それはそれ。
あくまでありのままの、等身大の、大阪はなんばに本社を構える、いちweb制作会社のオウンドメディアとして、はじめたものをまずは地道につづけていくのみであります。
あらためて自己紹介させていただきます。ルート・シー広報チームの矢澤です。
広報活動の目的を、インナーコミュニケーションを通じた組織強化や社外に向けた情報発信。そこからのパブリシティ価値の向上とすることは企業活動として正しいことでしょう。
でも、上質な私小説が、他者との差異、社会や文化に対する批評性を通じてより「私」とその物語をチャーミングなものにするように、webやその周辺技術や生み出したクリエイティブについて私たちが語る言葉が、ほんの少しでも役に立ったり、何かしらの共感をもってもらえたり、社内スタッフ同士の接点になれば、それだけでこんなにうれしいことはありません。
広報として、オウンドメディアスタートだぞ!モットオモロクするぞ!もっと知ってわしらのこと!と前向きアピールする、「ノリ」と「テンション」という民俗学的アプローチが求められることもありますし、初回というこのタイミングこそそれが必要なシチュエーションかもしれません。
が、それよりもまず目指したいのは、お取引先や新しいお客さまや入社希望いただく方、パートナーの皆さま、そして社員の一人ひとりが、それぞれに共感の接点を見つけられる、様々な視点、さまざまな意見が共棲できるメディア。そしてその多様性を受け入れ、体現できる会社でありたいなあ、とこんなタイミングで思ったりしたのでした。
話を元に戻しまして、これから『Root-Sea Plus』では、社内での取り組みや制作実績のご紹介、スタッフ一人ひとりの想いや、エンジニアリングTipsなど、普遍なものからニッチなものまで。多様な記事をさまざまなアプローチで発信していきたいと考えています。
拙い部分も多々あるかと思われますが、どうかそこは生暖かく長い目でみて(チャットモンチー)いただけますと幸いです。
いよいよはじまってしまいました『Root-Sea Plus』を、どうぞよろしくお願いいたします。