UI/UXってなんだろか?3分で分かる!…からの~日常でも活かせるデザインの考え方

UI/UXってなんだろか?3分で分かる!...からの~日常でも活かせるデザインの考え方

はじめに

「UI」とか「UX」とか「UI/UX」とか。
ここ数年でwebデザイン界隈ではかなりメジャーな言葉となっており、デザインに携わっていない人でも耳にすることがあるのではないでしょうか。

本ブログ「Root Sea Plus」の中でも、いくつか詳しく紹介している記事がありますが、今回は、サクっと簡単に理解できるよう、カジュアルにまとめた内容でお届けいたします。

1. UI/UXってなんて意味?

昨今、「UI/UX」とひとくくりに表現されることが多いですが、「UI」と「UX」はそれぞれで意味を持っています。

まずは、UI。
UI=User Interface(ユーザーインターフェース)の略。
ユーザーは「使用者」とか「利用者」、インターフェースは直訳すると「境界面」とか「接点」とかいう意味です。
例えば、「エアコンをつけよう」と思った時、そのためのリモコンが無いと(そしてリモコンにボタンが無いと)、何もできませんよね?UIデザインは、エアコンのリモコンだったり、PCのキーボードだったり、スマホアプリのメニューボタンだったり、「ユーザー(利用者)」が「何かをする」ための「インターフェース(接点)」をデザインすることです。

対して、UX。
UX=User Experience(ユーザーエクスペリエンス)の略。
エクスペリエンスは、「経験」とか「体験」とかいう意味で、UXデザインはもうそのまま「目的達成のためのユーザー体験」をデザインすることです。
UIに比べて対象がいきなり広くなりましたね。でも難しく考えることはありません。
例えばあなたが「久し振りに大好きな友人が遊びに来るぞ。これからはもっと会いに来てくれるように、快適に過ごしてもらうおもてなしをしよう!」となった時、友人の人となりや習慣、趣味嗜好を思い浮かべながら、プランをあれこれ練ることでしょう。この場合、「ユーザー(友人)の体験(快適に過ごす)をデザインする(プランを練る)ことで、目的達成(もっと会いに来てもらう)」を目指しているわけです。
それと同じで、製品やサービスをつくる時、誰にどんな体験を提供すればそれを選んでもらえるのか、どんな経験をすればファンになったりリピートしてもらえるのか、そういったことをデザインするのが、UXデザインと言えます。

では、UI/UXデザインとは。
ざっくり言ってしまえば、目的達成のための体験をつくることが「UXデザイン」で、UXデザインの要素の1つに「UIデザイン」が含まれていて、それを総合して「UI/UXデザイン」と呼んでいます。
例えば、とあるテーマパークが来場者を増やすために目玉となるアトラクションを企画していたとします。「ユーザー層が学生だから、アトラクションを超絶楽しんでもらうには、複数人と楽しめる方が良いはず!となると、個々の操作は感覚的に楽しめちゃうUIでなきゃ。アトラクションに合わせて魔法ステッキ型にしちゃうのもいいかもな~!?」みたいな。そんな感じです。

いかがでしたでしょう。ここまで3分で読めたでしょうか?
これだけでも、なんとなくUI/UXデザインについて理解していただけたのではないでしょうか?

ここから先は、「webサイト制作」と紐づけて、もうちょっとだけ掘り下げていきます。
「まだ読み疲れてないぞ!」と言う方は、この先も読み進めてみてください。

2. webサイト制作とUI/UXデザイン

webサイトの役割って何でしょうか?
もちろん、誰から誰に向けた何のwebサイトであるかによって細かいところは変わってきますが、大きな括りで言えば、「目的達成のためのツールの一つ」です。

私たちルート・シーでUI/UXデザインを考える時、まずはクライアント理解を深めます。
今、クライアントが解決したい課題はどんなことで、そこに対してwebサイトで担えるアプローチは何なのか。その前提を持って、webサイトでの目標設定をし、UXデザインの範囲を決めます。
ひとえに「UXデザイン」といっても、その対象になり得るものは広範囲にわたるため、目的を明確にして適切に範囲を定めることは、重要な工程の1つです。
タイミングと条件によって、範囲がwebサイトのいちコンテンツにとどまることもあれば、webサイト全体からさらにはみ出してwebサイト閲覧後の行動まで想定する場合もあります。
その範囲に対して、調査し、仮説を立て、実行し、検証する。
まるで理科の実験のようですね。「デザイン」というと、見た目をおしゃれにしたりかっこよくしたり、といったことを連想される方がいるかもしれませんが、実は、大抵のデザインはこの流れが発生します。

例えばあなたが「久し振りに大好きな友人が遊びに来るぞ。これからはもっと合いに来てくれるように、快適に過ごしてもらうおもてなしをしよう!」となった時、友人の人となりや習慣、趣味嗜好を思い浮かべながら、プランをあれこれ練ることでしょう。

先述の友人の例を振り返ってみましょう。対象がどんな人物なのか想定して、その人物像ならどんなことを喜んでくれるか頭の中で仮説を立てることで、プランを導き出しているわけです。
ただ、この場合は「調査」が足りていないことにお気づきでしょうか?「友人の人となりや習慣、趣味嗜好を思い浮かべ」てはいるけれど、あくまでこれは本人から見た友人のイメージであって、思いっきり主観なのです。

デザインにおいて、「主観」に走ることはタブーです。
あくまで、「想定しているユーザー(ターゲット)」の視点に立ってデザインできていなければなりません。そのために調査をして、根拠を持った客観的な仮説を立てて実行・検証していくことが、大切です。

ルート・シーでは、精度の高い調査からデザインを行うため、UXデザインの行程に「UXリサーチ」を取り入れています。
具体的な手法は下記の記事の中で詳しく紹介していますので、興味のある方は読んでみてくださいね。

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そして、UIデザインにより、webサイトの機能(視覚面・情報面・操作面などを含む)を理想的な形にすることが、webサイトが役割を全うするための当然の要素として必要になります。

3. 意外と日常生活にも当てはめられる

ここまでのお話で察した方がいるかもしれませんが、実は私たちは日常生活において、いくつも細かい「仮説を立てて実行し、検証し…」を繰り返しています。

例えば趣味のお菓子作りだったら、「前回レシピ通りに作ったらキレイな見た目にできたけど、僕にはちょっと甘かったな。砂糖を数グラム減らしたらちょうど良さそうだ。」…「砂糖を減らしたケーキ、味は好みに近づいたけどなんだか膨らみが悪くなったみたい。似たようなケースがないかネットで調べてみよう」…

例えば家族とのコミュニケーションだったら、「うちのB太はよくご飯を残すから好き嫌いが多いのだわ。栄養不足が心配だけど、ハンバーグだけはいつも完食するからきっと好きなのね。次は野菜を細かく刻んで混ぜて出そう」…「野菜を細かく混ぜたハンバーグを出したら今日は残してしまった。やっぱり野菜が嫌いなのかしら。他のおかずはどうかしら」…

これらの場合、何が目標で、仮説で、実行にあたるか、もう分かりますよね。そしてどちらのケースも自分の中だけで仮説を立てて、行動に移しています。
お菓子作りでは砂糖にケーキを膨らませる役割があったのかもしれないし、B太くんは好き嫌いではなくてご飯の量が多くて食べ残していたのかもしれませんよね。
このように、プライベートでは、実行してから調査不足に気付いて、はじめて調べ始める…ということも多いのではないでしょうか。そこで、予めこの「目標を立てて、仮説・実行・検証」というのを明確に意識できていると、自分の中の思考がクリアになり、とるべき行動を選択しやすくなります。
私の場合は、この流れをカジュアルに意識して、自分の考えがブレそうになったときには「そもそも目的ってなんだったけ」と立ち返ったり、何かに苦手意識が芽生えそうになったら「主観だけで想像してネガティブになっていないか」と思考を広げて実際に確認作業(調査)をすることで、ぐるぐる迷ったり、くよくよ悩んだりすることを回避できているように思います。また、誰かと接する時も、「よかれと思ってやろうとしていることが、本当に相手にとってよい事になっているのか?」と立ち止まったり、一見理不尽な出来事にも「どうしてそうなったのか?」と関わった1人1人の『ユーザー目線』に寄り添って事実が汲み取りやすくなるよう気を付けることで、感情に流されすぎなくなりました。

4. UI/UXデザインをもっと深く知りたい方は…

ここまでいかがでしたでしょうか?UI/UXデザインを身近なものとして感じていただけましたか?
さらに興味を持っていただけましたら、もっと専門的な内容まで具体的に解説した記事がありますので、ぜひ読んでみてくださいね!

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また、わたしたちルート・シーは、同じ目線で目標に向かって並走できるパートナーを目指して、常にお客さま目線に立ち、コミュニケーションとプロジェクト開発を行っています。

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